本日も糖質制限についてのお話です(^O^)/
前回の続き
『メリッ⒌空腹を感じにくくなる』について
‟お腹が空いた”という感覚はどういう時に表れるのでしょうか。
胃が空っぽになった時?
ではなく、血糖値が下がっている時なんです。
血中の糖が無くなり、脳にエネルギーが運ばれなくなると、
脳から‟お腹空いた”というシグナルが発せられます。
血中の糖が少なくなった時、つまり血糖値が下がるのが
いつだったかというと、、、
インスリンが分泌されている時。
インスリンには糖を細胞に取り込みエネルギーを捻出する働きと
余った糖を筋肉・肝臓で貯蔵糖として蓄えたり、脂肪として蓄えたりする働きがありました。
糖質制限①のところで出てきた、糖質を摂取した時の体の反応の図。
糖を取り込んだり貯蔵するのに、インスリンが働いているんです。
血糖値が大きく上昇した時、このインスリンを多く出し、細胞に糖を取り込むことで血糖値を下げようとします。
さらにエネルギーとして使いきれない分は、貯蔵に回わされます。
(インスリンが多く出ている時は、貯蔵に回される分が多くなり、太りやすくなります。)
このように、インスリン分泌が多いと、
血中の糖が無くなる(血糖値が下がる)スピードが速く、空腹感が表れるまでの時間が短くなってしまいます。
では、空腹を感じにくくするには?
血糖値を下げにくくにする=インスリンの分泌を抑える
つまり、血糖値の急激な上昇を抑えればいい!
糖質制限であればタンパク質・脂質がメインになるので、
食後の血糖値が上がりにくく、インスリン分泌も抑えられる。
これが空腹を感じにくくなる仕組みです!
ダイエットや食事制限の大敵は空腹、、、(>_<)
我慢するのにストレスを感じたりすることもあるので、これは嬉しいメリットですね。
3回に分けて、糖質制限の『メリットと仕組み』についてお話してきました。
やってみようかな!と思っていただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次回、やり方やポイントについて投稿しますので、ご参考ください(^^)
最後に、糖質制限に注意が必要な方についてお話しておきます。
- ・肝臓や腎臓に疾患がある、腎・肝機能の低下が見られる方。
- ・糖尿病の方
糖質制限ではタンパク質や脂質の摂取量が必然的に多くなります。
ただし、これにより腎臓や肝臓に負担をかける可能性があります。
症状の程度により、糖質制限の向き不向きが違うので、
当てはまる方は、主治医に一度相談してみて下さい。
また、糖尿病で薬を服用されて方も多いと思います。
こういう方の場合、薬で血糖値が下がりやすくなっており、
普段の食事を大きく変えると、低血糖を起こすリスクが高くなってしまいます。
糖尿病治療に糖質制限を推奨するドクターも多いようですが、血糖値のコントロールが重要ですので、
必ず医師の管理の元、行うようにしてください。
他にも糖質制限を行う上での注意点がいくつかあります。
今後こちらもブログに載せていきますので、ぜひご覧下さい!
それでは今日はここまでです(^^)