脂肪よ燃えろ!!ダイエットの相棒に○○!

効率よく痩せたい!!

誰もが思うことですよね(^^;

日頃から食事に気を付けたり、意識して運動したりしてるけど…

もっと効果を出したい…( ; ; )!!

今回はそんな皆様に

ダイエットと相性のいい栄養素・サプリメントをご紹介します。

脂肪燃焼に関与するビタミン

三大栄養素である糖質・脂質・タンパク質。

これらは体の中で分解され、エネルギー源として利用されます。

この過程で関わってくるのがビタミン

直接というよりは間接的に、補助的に関与します。

下の図を見てみましょう。

エネルギー生産系とビタミンB群との関係
エネルギー生産とビタミンB群|大塚製薬 (otsuka.co.jp)

この中でも今回注目してほしいのが、脂質

脂肪をエネルギーとして利用する過程で、4つのビタミンが関与しているのが分かります。

FAD(B2)、NAD+(ナイアシン)、補酵素A(パントテン酸)、ビタミンB1

これらビタミンは補助的に関与しているとはいうものの、

お互いの働きを補助しながら作用するため、どれかが不足しても✖

不足してしまっては機能せず、脂肪燃焼が上手く行われません。

そのままにしていると、体内に脂肪が蓄積されていく…(>_<)

ビタミンはバランス良くがおすすめです。

複合的に摂りましょう!

おさらいすると、

脂肪を燃やしてエネルギーとして利用するには

FAD(B2)、NAD+(ナイアシン)、補酵素A(パントテン酸)、ビタミンB1

のビタミンが重要。

ですが、ビタミンは脂肪の分解だけでなく、

上の図にもあるように糖質・タンパク質の代謝にも関わり、人間の身体を健康に保つ上で欠かせません。

マルチビタミンのようなバランスよく配合されたサプリメントで摂取するのもおすすめです。

+αでおすすめのサプリメント

◎L−カルニチン

カルニチンは、体内で脂肪酸を分解する過程で必要なアミノ酸です。

脂肪酸は細胞内に存在するミトコンドリアでエネルギーに変えられますが、

このミトコンドリアに脂肪酸を取り込むのに、カルニチンが必要になってきます。

脂肪を燃焼させる場所(ミトコンドリア)を”工場”とすると、カルニチンは材料(脂肪)を運搬する”トラック”のようなイメージ。

ですから、このトラックが不足していては脂肪が燃焼されないという訳です。

カルニチンは、もともと「リジン」と「メチオニン」というアミノ酸から体内で作ることができますので、本来ならば外部から摂取する必要はありません。しかし体内での合成速度はあまり速くないため、不足してしまうこともあるのです。特に運動時などはカルニチンの要求量が高くなりますので、カルニチンをサプリメントで摂取することもよってスタミナが増したという報告がいくつも見られます。

なおカルニチンの体内での生成量は、20代をピークに、徐々に低下しているとも言われます。よって30代以降の方には、より効果を実感できるものと思われます。

脂肪を燃やすアミノ酸「カルニチン」について | DESIRE TO EVOLUTION「DNS」 (dnszone.jp)

カルニチンはサプリメントとして販売されており、商品により配合量や記載されている摂取量が異なりますが、

だいたい200〜500mg/日が目安量と言われています。

ただし、3000㎎/日を超えると吐き気、嘔吐、腹部痙攣、下痢、「生臭い」体臭などの副作用を引き起こす場合があるのでご注意ください。

厚生労働省eJIM | カルニチン | サプリメント・ビタミン・ミネラル | 医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト (ncgg.go.jp)

飲んですぐ効果が出るものではなく、体内での濃度を一定にすることで効果的!

継続的に摂取しましょう。

特に運動の前に摂取することで、さらに脂肪燃焼の効果が期待できます。

◎カフェイン

聞き馴染みのあるカフェイン。

改めて作用を見てみましょう!

眠気覚ましに飲む方も多いと思いますが、実は他にもこんな嬉しい働きがあるんです(^O^)

中枢神経系を刺激し、脂肪燃焼作用を促す働きがある!

 また、運動に対してポジティブな感情をもたらすといった研究結果もあるようです。

さらに食欲抑制作用もあると言われています。

カフェインと運動を組み合わせると、よりダイエットの効果に期待ができそうですね! 

ただし摂り過ぎは禁物!

カフェインは1日400㎎までであれば、健康を害する危険性はないようです。

目安としては、コーヒー1杯にカフェイン200mg。

エナジードリンクやお茶にも含まれていますので、注意が必要です。

カフェインの過剰摂取について:農林水産省 (maff.go.jp)

まとめ

《脂肪燃焼におすすめ》

  • ビタミンB2
  • ナイアシン
  • パントテン酸
  • ビタミンB1
  • カルニチン
  • カフェイン

1~4は単独ではなく、複合的に摂ることをおすすめします(^O^)

5は継続することでより効果的!

6は飲みすぎに注意が必要です。

秋の味覚!きのこを美味しく健康に食べる

気づいたら10月。すっかり秋っぽくなってきました。

秋といえば、食!運動!読書!

今日は皆さんが一番好きであろう食についてのお話です(^^♪

今回はきのこに焦点を当てようと思います。

きのこにもたくさん種類がありますよね。

店頭でよく目にする、椎茸・しめじ・えのき・なめこ・エリンギ・舞茸の6種類の栄養について考えていきます!

どのキノコがお好きですか?


今回のポイントは以下の通りです⇩

  • ①きのこと言えばビタミンD
  • ②ダイエットの強い味方、食物繊維
  • ③実は多いビタミンB群
  • ④ミネラルも多く含んでいる
  • ⑤その他、きのこ類特有の成分について

①きのこと言えばビタミンD

人では皮膚に日光が当たることでビタミンDが作られます。

きのこ類も同様、紫外線に当たることでビタミンDが生成されます

(ビタミンDの種類は実際異なりますが、体内での効能に大きな差はない。)

きのこの中でも特に、しめじ・舞茸・椎茸に多く含まれます。

ビタミンDには、骨の材料となるカルシウムやリンの吸収を良くし骨に沈着させる作用があり、丈夫な骨や歯を作るのにはとても重要です。

また、血中のカルシウムの濃度を調節する働きがあります。

血中のカルシウムが不足した(食事から十分量摂取できていない)時、骨のカルシウムを血液中に移動させたり、腎臓からカルシウムが排出されるのを抑えて、血中濃度を上げようとします。

②ダイエットの強い味方、食物繊維

きのこ類がダイエットに向いていると言われる理由の一つに、食物繊維を多く含んでいるからと言われています。

炭水化物=糖質+食物繊維

特に舞茸は、炭水化物=食物繊維。

つまり糖質が0g!

他のきのこ類も炭水化物の6~7割が食物繊維で構成されています。

ダイエット中に糖質量を気にしている方には嬉しい食材ですね!

③実は多いビタミンB群

きのこ類に含まれる主なビタミンBは、ビタミンB1・B2・ナイアシン・パントテン酸・B6・ビオチン・葉酸

特にしめじ・えのき・エリンギ・舞茸には、豊富にバランス良く含まれています。

過去、ビタミンそれぞれについて投稿していますので詳しくはそちらをご覧ください(^^)/

ここでは簡潔に!

《ビタミンB1》

  • ・糖の代謝促進
  • ・アルコールの分解促進
  • ・神経、精神を正常に働かせる

《ビタミンB2》

  • ・脂質の代謝促進
  • ・抗酸化作用
  • ・粘膜保護

《ナイアシン》

  • ・3大栄養素の代謝促進
  • ・アルコールの代謝促進
  • ・血管拡張作用

《パントテン酸》

  • ・3大栄養素の代謝促進
  • ・抗ストレスホルモンの産生促進
  • ・善玉コレステロールの産生促進

《ビタミンB6》

  • ・タンパク質の代謝促進
  • ・神経伝達物質の合成に関与
  • ・免疫機能を正常に保つ

《ビオチン》

  • ・3大栄養素の代謝促進
  • ・白髪の予防・改善
  • ・ケラチンの合成促進

《葉酸》

  • ・体の発育を促進
  • ・貧血の予防

④ミネラルも多く含んでいる

きのこ類は鉄・亜鉛・カリウム・セレンなど複数のミネラルを含んでいます。

鉄は血液の材料となり、貧血予防には欠かせません。

亜鉛は細胞の新陳代謝に関わり、不足すると特に味覚に大きな影響を及ぼします。(味覚異常)

カリウムは筋肉や神経を働かすのに重要な成分で、ナトリウムを排泄する作用もあるため、むくみの解消や血圧を下げる効果も期待できます。

セレンは強い抗酸化作用を持ち、老化やガンから細胞を守る働きがあります。

⑤その他、きのこ類特有の成分について

干し椎茸に含まれる、うまみ成分のグアニル酸

これには記憶力や集中力を高めたり、認知機能を低下を防ぎ脳の老化を予防する効果があります。

なめこ独特のヌルヌル成分の粘性物質は、胃の粘膜を保護する効果があります。

さらにきのこ類に多く含まれる食物繊維のβグルカンは、コレステロールや血圧を下げる作用で生活習慣病の予防に役立ちます。

便秘解消や抗ガン作用も期待できますよ。


きのこは美味しいだけじゃないということをお分かりいただけましたか?

これからの季節はやっぱりお鍋ですよね!

きのこ類は食感も良く、いい出汁が出るのでお鍋には欠かせません(^O^)

きのこによって構成する栄養素や味が違うので、ぜひいろんな種類を入れて楽しんでください(^^♪

脂っこいものには、ビタミンB2!

今日はビタミンB群の第2弾です(^O^)

ビタミンB群

《ビタミンB2(リボフラビン)》

ビタミンB2は黄色い色素で、牛乳から発見されました。

ヨーグルトの上澄みをイメージしてください。

透明で薄っすら黄色の液体ですが、この黄色こそがビタミンB2です。

主な働きは3つ!

①脂質の代謝を促進する

②抗酸化作用

③粘膜保護作用

エネルギーを産生する過程にビタミンは欠かせません。

特にビタミンB2脂質の代謝に大きく関わっており、脂肪分解を促進する働きがあります。

普段、脂っぽいものを好んで食べられる方は、ビタミンB2も一緒に摂ると蓄積されにくいですよ(^^)

また、体内で発生する活性酸素を除去する働きを促進する作用があり、

脂質が酸化してできる過酸化脂質の生成を抑制します

老化防止やガンの抑制に効果的です。

そして細胞の再生を助け、成長を促す作用も持っているので、

綺麗な髪や肌を作り、口や鼻の粘膜を保護してくれます。

もしビタミンB2が不足すると・・・

ニキビや口内炎ができやすくなります

細胞の再生が間に合わず、肌や口の中のコンディションが悪くなるのが原因です。

また、体の発育にも欠かせないビタミンなので、成長期の子ども妊娠中の女性は積極的に摂りましょう!

1日摂取基準量の確認をしておいてください(^O^)

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-b2.html

ビタミンB2 1日摂取基準量

最後にビタミンB2を含む食材の紹介です。

ビタミンB2を含む食材

ビタミンB2は熱に強いので、加熱調理は問題ありません。

ただし、水溶性ビタミンであるため、煮たり茹でたりすると成分を失いやすいです。

汁ごと摂れるスープやそのまま食べられる納豆・刺身などは、無駄なく摂取できますね。

口内炎やニキビが最近よくできる、、、という方!

ビタミンB2が不足しているかもしれません(°_°)

食事で意識しにくいという場合は、サプリメントで補うことも可能です。

薬局やコンビニでも手軽に買えるので、気になる方は試してみてください(^^)/

今日はここまでです!

甘いもの好きは摂りましょう!ビタミンB1

今日はビタミンB群についての投稿になります。

以前の投稿で、ビタミンには脂溶性水溶性の2種類があるとお伝えし、

これまでに脂溶性ビタミンの4種類をご紹介しました。

ここからは、水溶性ビタミンです。

水溶性ビタミンには9種類ありますが、そのうち8つがビタミンB。

ビタミンB群

8つそれぞれ役割が違うので、1つずつ見ていきましょう(^^)/

ちなみにカッコ内の表記は、もう一つの呼び方です。

白字の呼び方が一般的かなと思いますが、興味があれば両方覚えてみてください(^O^)

では、まずビタミンB1からご紹介します。

《ビタミンB1(チアミン)》

ビタミンB1の主な役割は、大きく3つ!

①糖質の代謝を促進する

②神経・精神を正常に働かせる

③アルコールの分解を促進する(酒量が多い時)

糖質は代謝される過程で、いろんな物質に姿を変えてエネルギーを作り出します

その中で、ビタミンB1を必要とする工程がいくつかあります

糖質が代謝できないと、過剰な糖は脂肪として蓄えられてしまうので、

糖分を摂る時にはビタミンB1も意識して摂りたいですね。

また、糖代謝時のエネルギーをしっかり作り出せれば、

全身の細胞にエネルギーが行き渡り、疲労回復の効果も期待できます。

ビタミンB1が神経に関与する原理は、現在明らかになっていませんが、ビタミンB1が不足した際に

興奮・鬱・気が荒くなる・不安になるなどの

精神症状が現れるという実験結果が報告されています。

また、ビタミンB1が発見された原因となった「脚気」からも

ビタミンB1が神経に関わっているということを理解いただけるかと思います。

脚気:ビタミンB1不足により、手足のしびれ・倦怠感・食欲不振・動機・息切れ・浮腫などの末梢神経障害や心機能低下の症状が現れる病気。)

アルコール分解を促進する件ですが、

そもそもアルコールは通常、体の中でアルコール脱水素酵素により分解されます。

しかし、お酒の量が多くなり分解しきれなくなると、別の酵素が助けてくれます。

この酵素をMEOSといい、これにビタミンB1が関与しています。

お酒の量はほどほどにして欲しいですが(^-^;

もしたくさん飲まれる時は、ビタミンB1もしっかり摂っていただきたいですね。

ビタミンB1は水溶性ビタミンなので、体内に蓄積することはありません

吸収できなかった分は、尿と一緒に出てきてしまうので、こまめに摂取することが重要です。

また加熱に弱く、煮汁やゆで汁に溶けだしやすいので

調理時間は短く、汁も活用する調理法だと無駄なく摂取できていいですね。

先ほどお伝えした通り、ビタミンB1は不足する

神経症状である手足のしびれや

イライラ・鬱・不安などの精神症状が現れることがあります。

現代人の食生活では不足しがちの栄養素です。

以下のビタミンB1を含む食材を参考に、食事に取り入れてみてください。

ビタミンB1を含む食材

最後に1日摂取基準量を確認しておきましょう!

ビタミンB1 1日摂取基準量

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-b1.html

それでは今日はここまでです(^^)/

納豆といえば?ビタミンK!

本日はビタミンKについての投稿です。

脂溶性ビタミンはこれで最後!

《ビタミンK》

ビタミンKには大きく分けて2種類存在します。

植物由来のビタミンK1

細菌や動物由来のビタミンK2

(正確に言うと7種類ありますが、天然に存在するのは2種類です。)

ビタミンKの種類

ビタミンK2は腸内細菌からも生成が可能です。

ちなみに、新生児は機能が未発達で、体内での合成ができないため

ドクターからビタミンK2製剤(シロップ)を処方されることがあります。

ビタミンKの働きとしては

血液を固まらせる成分を合成し、出血を止める作用があります。

女性で生理中の経血が多い方は、症状軽減が期待できます

また、カルシウムを骨に沈着しやすくしたり、

骨のカルシウムが血中に放出されるのを防ぐ働きもあります。

以前、ビタミンDのところで出てきた図です。

カルシウムの体内での動きを確認しておきましょう。

カルシウムの動き

カルシウムと骨吸収・骨形成

https://takeda-kenko.jp/yakuhou/feature/bone/vol01.html

血液中のカルシウム濃度を上げる働きがあるのが、ビタミンDでした。

ビタミンKは反対で、骨のカルシウムを血中に放出されないようにします

骨形成と骨吸収(破壊)がバランスよく行われることで、骨が強くなっていきます。

骨を丈夫にするには、ビタミンD・ビタミンK・カルシウムどれも欠かせません。

もしビタミンKが不足すると・・・

血液を固まりにくくさせるため、

鼻血や出血が止まりにくくなったり

ケガをした際にアザができやすく、治りにくくなることがあります。

また、骨が弱くなり、骨折のリスクを高めます

ビタミンKは一般的な食事であれば、過剰症を引き起こしにくいと言われていますが、

血液をサラサラにする薬(ワーファリン)と併用で

ワーファリンの作用を弱めるため、量に注意が必要です。

ビタミンKを1日250㎍以上摂ると、ワーファリンの作用に影響を与えると言われています。

ワーファリン服用中の方で、普段食べているものが下記の表にある方。

(特に納豆や青汁など、日常的に摂られている方。)

いきなり止めてしまうと、ワーファリンの効果が通常通り現れることで

普段より効きが強く出ることがあります。

一度、処方医に「こんなの食べてるけど大丈夫かな?」と相談してみてください(^^)

ビタミンKを含む食品

海藻類や緑の濃い野菜に多く含まれています

脂溶性ビタミンなので、油との相性◎

熱にも強いビタミンなので、油炒めでもいいですね!

では、今日はここまでです(^^)/

脂溶性ビタミンはこれで終了!

もう一度、ビタミンA・E・D・Kそれぞれ復習しておきましょう!

骨を強くする!ビタミンDって?

今日も引き続きビタミンのお話!

ビタミンDについての投稿になります(^^)

《ビタミンD》

実はビタミンDは、人の体の中で作り出すことのできるビタミンなんです。

コレステロールの一種を材料に、皮膚に紫外線が当たると、体内で合成されます。

また、食品からも摂取することができますが

動物由来をビタミンD3

植物由来をビタミンD2

これらをまとめてビタミンDと呼びます。

動物におけるビタミンDの合成は、人間と同ですが

植物の場合、材料が違います。

しかもこの場合の植物というのは、真菌類

一般的な食品で言えば、きのこ類です。

真菌類はコレステロールを持たないため、

代わりにエルゴステロールという物質を元に、ビタミンDを合成します。

この時、動物同様に紫外線が必要です。

人の体の中で作られたビタミンDや食品から取り込んだビタミンDは

肝臓・腎臓での代謝を受け、活性型ビタミンDに変換されます。

こうして体の中で活躍してくれるんです(^^)

ビタミンDの合成

ビタミンDの働きですが、

骨の材料となるカルシウムリンの吸収をよくし、骨に沈着させる作用があります

丈夫な骨や歯を作るのに、とっても重要です。

また、カルシウムは血液中や筋肉にも存在し、

正常に心臓や筋肉を動かすのに必要な物質です。

ビタミンDには、血中のカルシウムの濃度を調節する働きがあり、

血中のカルシウムが不足した(食事から十分量摂取できていない)時、

骨のカルシウムを血液中に移動させたり、

腎臓からカルシウムが排出されるのを抑えて、血中濃度を上げようとします。

※カルシウムの体内での動きがイメージしにくいと思うので、下の図をご参考ください。

カルシウムの動き

カルシウムと骨形成・骨吸収

https://takeda-kenko.jp/yakuhou/feature/bone/vol01.html

前回のビタミンAと同様、ビタミンDは脂溶性なので

油分と一緒に摂取すると、吸収が高まります

ビタミンDはきのこ類に多く含まれるので、

オリーブオイルやココナッツオイルでソテーにすると、美味しいですよ(^^♪

もし、ビタミンDが不足すると・・・

カルシウムやリンが骨に沈着しにくくなったり、

血中にカルシウムを引きこむため、骨のカルシウムが減ってしまい、

骨が弱くなる骨軟化症を引き起こしたり、骨がスカスカになる骨粗しょう症を引き起こすかもしれません。

逆に過剰に摂りすぎると・・・

血管や臓器にカルシウムが沈着するようになり、

血管を脆くして動脈硬化を引き起こしたり、腎臓機能の低下を引き起こすことがあります。

他にも身近な症状では、下痢・便秘・嘔吐・食欲不振などの症状が現れることがあります。

食品に含まれるビタミンDはそんなに多くないですが、サプリメントの量や偏食には注意が必要です。

以下のサイトで、ご自身の当てはまる性別・年齢の

1日目安量耐容上限量ご確認ください。

ビタミンD 1日の摂取基準量

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-d.html

では最後にビタミンDを含む食品のご紹介です。

ビタミンDを多く含む食材

生体内でビタミンDになるには、紫外線が必要でしたね。

生ものよりも、天日干しした状態の方が

ビタミンDを多く含むのは、この理由です。

(例えば、椎茸やきくらげ。干し椎茸は生椎茸の約30倍ビタミンDを含みます。きくらげは茹でると、乾燥きくらげの1/10の量になるようです。)

状態によってビタミンDの含有量がかなり違うので、お気をつけください!

では今日はここまでです。

次回もビタミンの続きになります(^^)/

目、疲れてないですか?ビタミンA

今日はビタミンについてお話していきます。

まず初めに、ビタミンとはそもそも何でしょうか?

ビタミンは13種類存在します!

ビタミンの役割は、

3大栄養素(タンパク質・脂質・糖質)や他の栄養素の代謝や吸収を高めること。

血管を丈夫にしたり、肌にハリや潤いをもたらしたり、活性酸素の害から体を守るなど

体を正常に機能させ、健康を維持するために利用されます。

※活性酸素は細胞を傷つけたり、DNAを書き換えたりします。それにより老化を進めたり、ガンを増殖させたりするんです(>_<)

また特性により、大きく2つに分類されます。

ビタミンの分類

油脂に溶けるものを『脂溶性ビタミン

水に溶けるものを『水溶性ビタミン

と言います。

まず、脂溶性ビタミンの特徴から見ていきましょう。

  • ・油脂やアルコールに溶ける
  • ・肝臓に蓄積される
  • ・体内に長く留まるため、過剰摂取に注意

続いて、水溶性ビタミンの特徴です。

  • ・ビタミンBとC群に分けられる
  • ・水に溶ける
  • ・2~3時間で排泄される

水溶性ビタミンは排泄されるスピードが速いため、こまめに補給する必要があります。

逆に脂溶性ビタミンは体内に蓄積されるため、過剰摂取により、副作用を起こす可能性があります。

食品によって含有量が異なります。

サプリメントで補う場合は特に、1日量に注意して摂取しましょう。

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

ではビタミン1つずつ、働きを見ていきます(^^)/

《ビタミンA》

目のビタミンと呼ばれるビタミンAには、視力や眼精疲労の回復が期待できます。

また、皮膚や目・口・内臓などの粘膜を健康に保つ作用があり、美容にも大きく影響します

抗酸化作用やアンチエイジングは代表的な美容作用ですね。

さらに、ガン予防にも効果があるとされています。

ビタミンAにはレチノイドカルテノイドがあります。

動物性食品にはレチノール、植物性食品にはカロテノイドの状態で含有されています。

ビタミンAの種類

ちなみに、レチノールは体内で以下の図のように変換されます。

レチノールの変換

http://www.orthomolecular.jp/nutrition/vitamin_a/

カロテノイドは体内でレチノールに変化します。

結果的に体内では同じものに変わりますが、

植物性のカルテノイドよりも動物性のレチノールの方が

体内での利用率が高いです。

食事の際のワンポイントアドバイス☆

ビタミンAは脂溶性なので、油と一緒に摂取すると吸収が高まります

油分の多い魚やオリーブオイルをかけたサラダ、炒め物などで食べるのがオススメです(^^)/

もし、ビタミンAが不足すると・・・

粘膜を健康に保つ働きが低下することで

ドライアイや乾燥肌、肌荒れ、抜け毛、爪がもろくなる等

の症状が出ることがあります。

また、ビタミンAは

光の情報を電気信号に変え、脳に伝えるロドプシンという(網膜に存在)物質の原料となりますが

ビタミンAの不足でロドプシンが作れないと、

光の調節が上手くできない症状(夜盲症)を発症させるリスクが高まります

逆に過剰に摂りすぎると・・・

頭痛や吐き気、めまい、倦怠感、腹痛など

の症状を引き起こすことがあります。

量には十分注意してください。

以下のサイトに1日推奨量耐容上限量が、年齢別に表になっています。

ご自身の性別・年齢の当てはまる数値を確認しておきましょう!

ビタミンA 1日の摂取基準量

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-a.html

最後に、ビタミンAを多く含む食品の紹介です。

1日の摂取基準を思い出しながら見てみてください。

ビタミンAを多く含む食材

鶏・豚レバーには100gあたり、

成人の1日摂取基準(耐容上限量)の約5倍のビタミンAが含まれていることが分かりますね。

居酒屋さんや焼肉屋さんでの食べすぎには、十分ご注意ください(>_<)

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

今日はビタミンについて・ビタミンAについてのお話でした。

次回も引き続きビタミンの話題です!

お楽しみに(^^♪