鶏の魅力は胸肉だけじゃない!

スマホの写真フォルダの整理をしていると・・・

美味しそうな手羽先の写真が!

以前、名古屋に行った際に食べた、名古屋コーチンの手羽先の写真でした(^O^)

普段鶏肉をよく食べるんですが、実は手羽先をチョイスすることは滅多にありません。

基本的に鶏肉の料理方法は茹でるか焼く。

安くて手に入りやすく、簡単に食べられる胸肉を選んでいるからです。

また手羽先を食べた感想として、

「皮がうまい!(その分脂質も多いんだろうな・・・)」「骨が面倒くさい!(食べた気がしない・・・)」

ということがあり、あまり手羽先に手を出せずにいました(^_^;)

しかし今回ふと、「手羽先のことを何も知らずに想像だけで食べないのは失礼だ!」と思い、手羽先について調べてみることにしました。

美味しいだけじゃない秘密も見つけたので、皆さんにお伝えします(^^)/

手羽先のことをよく知って、美味しく・健康に食事に取り入れていきましょう!


手羽先とは・・・鶏の翼の部分で先端部分のこと。関節から折れ曲がった形が特徴的。

《基本の栄養素》

※100g当たり

熱量:201kcal

タンパク質:17.5g

脂質:14.6g

糖質:0g

《特筆すべき栄養素》

ビタミンA

ビタミンK

ビタミンB6

ナイアシン

亜鉛

コラーゲン


ご覧いただいた通り、脂質に量が多めではあるため、ダイエット中にバクバク食べることはおすすめしません(^_^;)

ですが、美容的にはいい働きをしてくれるのが手羽先です!

世界三大美女として称される『楊貴妃』も好んで食べていたと噂もあったり・・・!

ここからは、美容的に嬉しい働きをする栄養素について見ていきましょう(^O^)


ビタミンA

主な効果は3つ!

  • ①視力改善
  • ②粘膜を健康に保つ
  • ③抗酸化作用

目のビタミンと呼ばれるビタミンAには、視力や眼精疲労の回復が期待できます。

また、皮膚や目・口・内臓などの粘膜を健康に保つ作用があり、美容にも大きく影響します。

抗酸化作用やアンチエイジングは代表的な美容作用ですね。

さらに、ガン予防にも効果があるとされています。

ビタミンK

主な効果は2つ!

  • ①出血を止める
  • ②骨を丈夫にする

血液を固まらせる成分を合成し、出血を止める作用があります。

女性で生理中の経血が多い方は、症状軽減が期待できます。

また、カルシウムを骨に沈着しやすくしたり、

骨のカルシウムが血中に放出されるのを防ぐ働きもあります。

ビタミンB6

主な効果は3つ!

  • ①タンパク質代謝の促進
  • ②神経伝達物質の合成に関与
  • ③免疫機能を正常に保つ

ビタミンB6によりタンパク質の代謝が上がると

体の成長を促進、髪や肌の再生、粘膜保護、皮膚病予防などの効果が期待できます。

また、ビタミンB6は神経伝達物質の合成にも関わり

アミノ酸を素に、セロトニンやドーパミン・GABAなどを産生します。

さらに、免疫細胞のリンパ球やサイトカインのIL-2の産生を促進し、免疫機能を正常に保ちます。

この作用から、アレルギー症状の緩和にも効果があるとされています。

ナイアシン

  • ①3大栄養素の代謝促進
  • ②アルコール分解促進
  • ③血管拡張作用

ナイアシンはタンパク質・脂質・糖質の代謝に関わり、酵素の働きを助けます。

エネルギーを産生するには欠かせないビタミンです。

また、アルコールの分解を助ける作用もあり、

アルコール脱水素酵素・アルデヒド脱水素酵素の補酵素として働きます。

お酒をよく飲む人は、ナイアシンが不足しがち。

アルコールの分解を促すためにも、意識的に摂るのがオススメですよ(^^)/

植物性食品に含まれるニコチン酸には、血管拡張作用があります。

血行が促進されることで、

手足の冷えや血行不良により引きおこる頭痛などの改善が期待できます。

亜鉛

主な働きは3つ!

  • ①新陳代謝アップ
  • ②味覚を正常に保つ
  • ③抗酸化作用

約100種類以上の酵素の補因子として働き、遺伝子発現や細胞の生まれ変わり・神経伝達などの多くの機能を調節するのを助ける働きがあります。

そのため全身の新陳代謝を上げたり、成長や発育を促進・傷の治りをよくする効果が期待できます。

味覚に関わる舌の味雷という器官の新陳代謝に関わるため、不足すると味覚異常を招くと考えられています。

また網膜や脈絡膜に高濃度に存在し、網膜の感光物質であるロドプシンの合成に亜鉛が必要で、

さらに、抗酸化作用のある酵素やビタミンAの働きを促進することで、視力の維持に関与していると言われています。

コラーゲン

主な働きは2つ!

  • ①美肌効果
  • ②衝撃から体を守る

コラーゲンは臓器を構成するタンパク質です。体内のタンパク質の約3割を占めています。

皮膚の真皮には約7割もコラーゲンが含まれており、肌の弾力や保水の働きをします。

また、軟骨を構成するコラーゲンは骨をしなやかにし、関節にかかる衝撃を吸収する働きがあります。

コラーゲンをそのまま摂取しても、体内でアミノ酸まで分解されてしまうから効果がないのでは?

という意見もあるようですが、コラーゲンにしか存在しないアミノ酸(ヒドロキシプロリン)がコラーゲン合成に重要だということが分かっているようです。

また、ビタミンCはコラーゲンを合成するのに欠かせない栄養素であるため、食事で取り入れる際にはこの2つを意識するとより効果的と考えられます。


手羽先には、女性には嬉しい効果がたくさんあるようですね(^^)

体内合成を盛んにするために必要なコラーゲンの量は2.5g~5g/日と言われています。

手羽先は100g当たり:1.5g

毎日、上記の目標量を摂るのはちょっと難しそう・・・

量を増やすと脂質の量も増えちゃいますからね(^_^;)

(コラーゲンを多く含むような食材は脂質の量が多いものが多い)

もし積極的に摂りたいという方は、サプリメントやコラーゲンドリンクなどを活用してみてもいいと思います。

鶏胸肉に飽きたよ~なんていう方は、ぜひ手羽先を取り入れてみてはどうでしょうか?(^^)