秋の味覚!きのこを美味しく健康に食べる

気づいたら10月。すっかり秋っぽくなってきました。

秋といえば、食!運動!読書!

今日は皆さんが一番好きであろう食についてのお話です(^^♪

今回はきのこに焦点を当てようと思います。

きのこにもたくさん種類がありますよね。

店頭でよく目にする、椎茸・しめじ・えのき・なめこ・エリンギ・舞茸の6種類の栄養について考えていきます!

どのキノコがお好きですか?


今回のポイントは以下の通りです⇩

  • ①きのこと言えばビタミンD
  • ②ダイエットの強い味方、食物繊維
  • ③実は多いビタミンB群
  • ④ミネラルも多く含んでいる
  • ⑤その他、きのこ類特有の成分について

①きのこと言えばビタミンD

人では皮膚に日光が当たることでビタミンDが作られます。

きのこ類も同様、紫外線に当たることでビタミンDが生成されます

(ビタミンDの種類は実際異なりますが、体内での効能に大きな差はない。)

きのこの中でも特に、しめじ・舞茸・椎茸に多く含まれます。

ビタミンDには、骨の材料となるカルシウムやリンの吸収を良くし骨に沈着させる作用があり、丈夫な骨や歯を作るのにはとても重要です。

また、血中のカルシウムの濃度を調節する働きがあります。

血中のカルシウムが不足した(食事から十分量摂取できていない)時、骨のカルシウムを血液中に移動させたり、腎臓からカルシウムが排出されるのを抑えて、血中濃度を上げようとします。

②ダイエットの強い味方、食物繊維

きのこ類がダイエットに向いていると言われる理由の一つに、食物繊維を多く含んでいるからと言われています。

炭水化物=糖質+食物繊維

特に舞茸は、炭水化物=食物繊維。

つまり糖質が0g!

他のきのこ類も炭水化物の6~7割が食物繊維で構成されています。

ダイエット中に糖質量を気にしている方には嬉しい食材ですね!

③実は多いビタミンB群

きのこ類に含まれる主なビタミンBは、ビタミンB1・B2・ナイアシン・パントテン酸・B6・ビオチン・葉酸

特にしめじ・えのき・エリンギ・舞茸には、豊富にバランス良く含まれています。

過去、ビタミンそれぞれについて投稿していますので詳しくはそちらをご覧ください(^^)/

ここでは簡潔に!

《ビタミンB1》

  • ・糖の代謝促進
  • ・アルコールの分解促進
  • ・神経、精神を正常に働かせる

《ビタミンB2》

  • ・脂質の代謝促進
  • ・抗酸化作用
  • ・粘膜保護

《ナイアシン》

  • ・3大栄養素の代謝促進
  • ・アルコールの代謝促進
  • ・血管拡張作用

《パントテン酸》

  • ・3大栄養素の代謝促進
  • ・抗ストレスホルモンの産生促進
  • ・善玉コレステロールの産生促進

《ビタミンB6》

  • ・タンパク質の代謝促進
  • ・神経伝達物質の合成に関与
  • ・免疫機能を正常に保つ

《ビオチン》

  • ・3大栄養素の代謝促進
  • ・白髪の予防・改善
  • ・ケラチンの合成促進

《葉酸》

  • ・体の発育を促進
  • ・貧血の予防

④ミネラルも多く含んでいる

きのこ類は鉄・亜鉛・カリウム・セレンなど複数のミネラルを含んでいます。

鉄は血液の材料となり、貧血予防には欠かせません。

亜鉛は細胞の新陳代謝に関わり、不足すると特に味覚に大きな影響を及ぼします。(味覚異常)

カリウムは筋肉や神経を働かすのに重要な成分で、ナトリウムを排泄する作用もあるため、むくみの解消や血圧を下げる効果も期待できます。

セレンは強い抗酸化作用を持ち、老化やガンから細胞を守る働きがあります。

⑤その他、きのこ類特有の成分について

干し椎茸に含まれる、うまみ成分のグアニル酸

これには記憶力や集中力を高めたり、認知機能を低下を防ぎ脳の老化を予防する効果があります。

なめこ独特のヌルヌル成分の粘性物質は、胃の粘膜を保護する効果があります。

さらにきのこ類に多く含まれる食物繊維のβグルカンは、コレステロールや血圧を下げる作用で生活習慣病の予防に役立ちます。

便秘解消や抗ガン作用も期待できますよ。


きのこは美味しいだけじゃないということをお分かりいただけましたか?

これからの季節はやっぱりお鍋ですよね!

きのこ類は食感も良く、いい出汁が出るのでお鍋には欠かせません(^O^)

きのこによって構成する栄養素や味が違うので、ぜひいろんな種類を入れて楽しんでください(^^♪

食欲が湧かない、疲れが取れない・・・夏バテかも?

あっという間に8月が終わり、気づいたら9月!

数日前と比べると、少し涼しくなったような。

とは言え、まだまだ35℃を超える猛暑日が続いています。

なかなか疲れが取れない、食欲が湧かない、イライラしやすい、ぐっすり寝られない・・・

なんて症状ありませんか?

もしかしたら夏バテかもしれません。

秋までその不調を持ち越したくないですよね(^^;

今日はそんな夏バテについて考えていこうと思います!


そもそも夏バテはなぜ起きてしまうのでしょうか?

主な原因は3つ!

  • ①自律神経の乱れ
  • ②脱水
  • ③栄養不足

まず、①自律神経の乱れについて

自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っています。

日中は交感神経が優位に働くことで体を活動状態にし、

夜は副交感神経が優位に働くことで、体をリラックス状態へ変えてくれます。

この2つの神経が絶妙なバランスで切り替わることで、体内は一定の環境を保つことができます。

この自律神経の働きの一つである体温調節

気温に応じて皮膚表面近くの血管を拡張・収縮することで、発汗をコントロールし体温を調節します。

気温差が激しかったり変動の頻度が多いと、自律神経を酷使することに。

夏場は室内と屋外ではかなりの温度差がありますので、これが自律神経の乱れを引き起こす原因となります。

気温差

続いて②脱水について

近年、熱中症に注意!と強い注意喚起がされていることもあり、

こまめな水分補給を心がけてるよ、という方も多いと思います。

でもここで重要なのは、何を飲んでいるか

気温が高いとたくさん汗をかきます。

この時、汗と一緒に失われているのがミネラルです。

また水分摂取が多くなるとトイレの回数も増え、その際にもミネラルは失われていきます。

このミネラルの不足が脱水を引き起こす原因となるのです。

脱水の症状は軽度~重度まで様々。

特に軽度の場合は、脱水であることに気づかないことも多くありません。

脱水

最後に③栄養不足について

暑くて体もだるく、食欲が湧かない・・・と言って食事量が減っていませんか?

十分な食事ができないと、必要な栄養素が十分に補給されず、体の機能を保てなくなります

夏バテする→食欲なくなる→栄養不足する→夏バテ治らない

まさに悪循環・・・

食欲ない

ではここからは、夏バテの具体的な対策を見ていきましょう!

①自律神経を整えるには・・・

自宅でゆっくり入浴する

40℃以下のぬるま湯に20〜30分浸かることで、リラックス効果や筋肉を緩め疲労回復の効果が期待できます。

適度な運動を行う

無理なく続けることが大事。

ウォーキングやストレッチなど負荷があまりかからないものがオススメです。

ストレッチは場所を選ばず、すぐに取り組めます。

起床時や寝る前に5〜10分。まずは取り組んでみましょう!

②脱水を予防・改善するには・・・

こまめな水分補給()にプラスして、塩分タブレットや経口補水液・スポーツ飲料水を飲むとミネラル補給もできます。

塩分タブレットの場合は、1粒と一緒に100mlの水を飲むことが推奨されています。

これは経口補水液100ml当たりの塩分・カリウム・糖質量とほぼ同等です。

経口補水液は一気に飲むのではなく、500〜1000mlを1日かけて少しずつ飲むのが正しい飲み方です。

自身の運動量や生活習慣を考慮し、塩分・糖分の摂り過ぎには十分注意しましょう。

③栄養不足を改善するには・・・

積極的に摂ってほしいのは、ビタミンB群・ビタミンC・タンパク質です。

以前の投稿でビタミンについては色々書いてありますので、またお時間があればご参考ください。

簡単に言うと、ビタミンB群には疲労回復・代謝アップ・免疫力アップが期待できます。

うなぎやレバーに多く含まれていますよ。

タンパク質は体を作る上で欠かせません。

肉・魚・大豆など違う種類のタンパク質を組み合わせて摂ると、より効果的です。

ビタミンC紫外線の暴露で消費が高まります

柑橘系やイチゴ・キウイに多く含まれます。

また、食欲が減退している方にはわさびからしがオススメ!

これらの辛味成分であるシニグリンには、食欲増進の効果が期待できます。

料理に薬味で出てきたら、ぜひ積極的に付けて食べてほしいですね。


まだまだ暑い日は続きます。

仕事を頑張り、休日を楽しむには体調を崩さないようにするのが大事!

忙しいとつい、自分の身体のことをおざなりにしがちですが、季節の変わり目は特に注意が必要です。

今一度、生活習慣・食事を見直して身体を労ってあげましょう(^^)