前回の続きでタンパク質についてのお話です。
タンパク質にもいろんな種類があるという話でしたが、
そのタンパク質を構成するアミノ酸に
今日は焦点を当てていこうと思います。
タンパク質を構成するアミノ酸は、20種類!
この中でも、体内で作れないものを必須アミノ酸(9種)
体内で作れるものを非必須アミノ酸(11種)と呼びます。
特に必須アミノ酸は、食事から上手く摂取することが重要です。
では、必須アミノ酸それぞれの働きを見ていきましょう。
9種類それぞれに重要な働きがありますが
1番覚えておいてほしいのは、
どれ1つ欠かせない!ということ。
なぜ欠かせないのか、以下の図をご覧ください。
必須アミノ酸の重要性を桶に例えたものです。
必須アミノ酸それぞれを、1枚ずつ桶の板に当てはめた時
(板の高さはアミノ酸の量を表しています)
全種類が必要量満たされていれば、最大量のタンパク質を作ることができます。
【桶の図左】
しかし、どれか1つでも不足すれば
その不足したアミノ酸に合わせた量のタンパク質しか作ることができません。
【桶の図右】
質のいいタンパク質を作るには
どれ1つ欠かしても不足してもダメなんです。
そして、タンパク質の必須アミノ酸のバランスを評価するのに
アミノ酸スコアを用います。
【桶の図左】のように必須アミノ酸を、すべてバランス良く含んでいるものを
アミノ酸スコア100と表します。
このスコアが100に近いほど、質のいいタンパク質という訳です。
では、いろんな食材のアミノ酸スコアを見てみましょう!
タンパク質を摂る時に量も大事ですが
このスコアも意識すると、なお良しです!
スコア100のものだったら、効率よく必須アミノ酸を摂取できますからね(^^)
もし、スコアが100でない場合はどうすればいいのでしょうか?
これは簡単です。
タンパク質を組み合わせて摂ればいい!
どの食材にどんなアミノ酸が含まれているか、
覚えていられないと思います。
なので、いろんな種類のタンパク質を摂取することを意識してください。
これを知っているかいないかでは、大違いですよ(`・ω・´)
アミノ酸スコアは
植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の方が高い傾向があります。
ただし動物性タンパク質には脂質が多く含まれているので、
量には注意が必要です。
植物性タンパク質と動物性タンパク質を
5:5の組み合わせで摂取するとバランスがいいかなと思います(^^)
では今日はここまで!
アミノ酸についてのお話でした。
アミノ酸スコア100のものから、まずは覚えてみてください☆
次回もお楽しみに~(^^♪