あっという間に8月が終わり、気づいたら9月!
数日前と比べると、少し涼しくなったような。
とは言え、まだまだ35℃を超える猛暑日が続いています。
なかなか疲れが取れない、食欲が湧かない、イライラしやすい、ぐっすり寝られない・・・
なんて症状ありませんか?
もしかしたら夏バテかもしれません。
秋までその不調を持ち越したくないですよね(^^;
今日はそんな夏バテについて考えていこうと思います!
そもそも夏バテはなぜ起きてしまうのでしょうか?
主な原因は3つ!
- ①自律神経の乱れ
- ②脱水
- ③栄養不足
まず、①自律神経の乱れについて
自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っています。
日中は交感神経が優位に働くことで体を活動状態にし、
夜は副交感神経が優位に働くことで、体をリラックス状態へ変えてくれます。
この2つの神経が絶妙なバランスで切り替わることで、体内は一定の環境を保つことができます。
この自律神経の働きの一つである体温調節。
気温に応じて皮膚表面近くの血管を拡張・収縮することで、発汗をコントロールし体温を調節します。
気温差が激しかったり変動の頻度が多いと、自律神経を酷使することに。
夏場は室内と屋外ではかなりの温度差がありますので、これが自律神経の乱れを引き起こす原因となります。
続いて②脱水について
近年、熱中症に注意!と強い注意喚起がされていることもあり、
こまめな水分補給を心がけてるよ、という方も多いと思います。
でもここで重要なのは、何を飲んでいるか。
気温が高いとたくさん汗をかきます。
この時、汗と一緒に失われているのがミネラルです。
また水分摂取が多くなるとトイレの回数も増え、その際にもミネラルは失われていきます。
このミネラルの不足が脱水を引き起こす原因となるのです。
脱水の症状は軽度~重度まで様々。
特に軽度の場合は、脱水であることに気づかないことも多くありません。
最後に③栄養不足について
暑くて体もだるく、食欲が湧かない・・・と言って食事量が減っていませんか?
十分な食事ができないと、必要な栄養素が十分に補給されず、体の機能を保てなくなります。
夏バテする→食欲なくなる→栄養不足する→夏バテ治らない
まさに悪循環・・・
ではここからは、夏バテの具体的な対策を見ていきましょう!
①自律神経を整えるには・・・
自宅でゆっくり入浴する。
40℃以下のぬるま湯に20〜30分浸かることで、リラックス効果や筋肉を緩め疲労回復の効果が期待できます。
適度な運動を行う。
無理なく続けることが大事。
ウォーキングやストレッチなど負荷があまりかからないものがオススメです。
ストレッチは場所を選ばず、すぐに取り組めます。
起床時や寝る前に5〜10分。まずは取り組んでみましょう!
②脱水を予防・改善するには・・・
こまめな水分補給(水)にプラスして、塩分タブレットや経口補水液・スポーツ飲料水を飲むとミネラル補給もできます。
塩分タブレットの場合は、1粒と一緒に100mlの水を飲むことが推奨されています。
これは経口補水液100ml当たりの塩分・カリウム・糖質量とほぼ同等です。
経口補水液は一気に飲むのではなく、500〜1000mlを1日かけて少しずつ飲むのが正しい飲み方です。
自身の運動量や生活習慣を考慮し、塩分・糖分の摂り過ぎには十分注意しましょう。
③栄養不足を改善するには・・・
積極的に摂ってほしいのは、ビタミンB群・ビタミンC・タンパク質です。
以前の投稿でビタミンについては色々書いてありますので、またお時間があればご参考ください。
簡単に言うと、ビタミンB群には疲労回復・代謝アップ・免疫力アップが期待できます。
うなぎやレバーに多く含まれていますよ。
タンパク質は体を作る上で欠かせません。
肉・魚・大豆など違う種類のタンパク質を組み合わせて摂ると、より効果的です。
ビタミンCは紫外線の暴露で消費が高まります。
柑橘系やイチゴ・キウイに多く含まれます。
また、食欲が減退している方にはわさびやからしがオススメ!
これらの辛味成分であるシニグリンには、食欲増進の効果が期待できます。
料理に薬味で出てきたら、ぜひ積極的に付けて食べてほしいですね。
まだまだ暑い日は続きます。
仕事を頑張り、休日を楽しむには体調を崩さないようにするのが大事!
忙しいとつい、自分の身体のことをおざなりにしがちですが、季節の変わり目は特に注意が必要です。
今一度、生活習慣・食事を見直して身体を労ってあげましょう(^^)