本日の投稿は
《ビタミンB6》
既出のビタミンB群(ビタミンB1・B2・ナイアシン・パントテン酸)は過去の投稿をご参照ください!
ピリドキシン・ピリドキサール・ピリドキサミンの3種類を合わせて、ビタミンB6と言います。
主な働きを3つご紹介します(^O^)
①タンパク質の代謝促進
②神経伝達物質の合成に関与
③免疫機能を正常に保つ
ビタミンB6はタンパク質の代謝に補酵素として大きく関わるビタミンです。
糖質はビタミンB1、脂質はビタミンB2。
この3つはまとめて覚えておきましょう!
タンパク質は体を構成する重要な栄養素。
筋トレだけじゃない!タンパク質の必要性とは
https://am5-gym.com/blog/%e9%a3%9f%e4%ba%8b/199/
普段の生活でも積極的に摂取してほしいタンパク質ですが、量が多ければその代謝に関わるビタミンB6の消費も多くなります。
最近は、プロテインを飲む女性も多いのではないでしょうか?
運動や筋トレをよくする方にも、意識的に摂取していただきたいですね。
ビタミンB6によりタンパク質の代謝が上がると
体の成長を促進、髪や肌の再生、粘膜保護、皮膚病予防などの効果が期待できます。
また、ビタミンB6は神経伝達物質の合成にも関わり
アミノ酸を素に、セロトニンやドーパミン・GABAなどを産生します。
さらに、免疫細胞のリンパ球やサイトカインのIL-2の産生を促進し、免疫機能を正常に保ちます。
この作用から、アレルギー症状の緩和にも効果があるとされています。
もしビタミンB6が不足すると・・・
タンパク質の代謝が落ちることで、肌荒れや口内炎ができやすくなります。
また免疫機能の低下により、湿疹や蕁麻疹などのアレルギー症状が現れることも。
神経伝達物質の合成にも関与しているため、痙攣やしびれの症状が現れる場合もあります。
特に女性はホルモンの関係で、生理前や妊娠中は不足しやすくなっています。
これは、女性ホルモンのエストロゲンの分泌とビタミンB6に相関があるからと言われています。
エストロゲンの分泌により、トリプトファン(アミノ酸)の代謝が促進。
この時、ビタミンB6を多く消費します。
このビタミンB6の不足は、PMSの症状やつわりが強くなる原因に繋がります。
食事に気を付けていれば不足しにくいビタミンですが、特に女性はサプリメントで補うのもいいですね。
1日摂取基準量も要チェックです!
ビタミンB6 1日摂取基準量
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-b6.html
では、ビタミンB6を多く含む食品のご紹介です(^^)/
動物性食品にも植物性食品にも含まれていますが、動物性食品の方が生体内での利用率が高いので
肉・魚から摂ると効率よく摂取することができますよ!
以上、ビタミンB6についてでした(^O^)