【朝食】で1日の出来が決まる!

朝ごはん、しっかり食べていますか?

日本人の10人に1人は、朝ごはんを食べていないんだとか。

個人的には、当たり前のように朝ごはんは食べるものだと思っていたので、欠食している人が意外と多くて驚きました。

学校でも、朝食は抜いちゃダメですよ!なんて、よく言われませんでしたか?

そこで、今回は朝食の重要性について考えていこうと思います。

なぜ朝食を抜くのか

アサヒグループホールディングスが行った、「朝食を食べますか?」というアンケートで、欠食には様々な理由があることが分かりました。

【アサヒグループホールディングス】第232回 朝食を食べていますか?

朝食を食べていますか? | 毎週アンケート | ハピ研|アサヒグループホールディングス (asahigroup-holdings.com)

最も多かった理由が「ギリギリまで寝ているから」(35.3%)

続いて、多かった回答は「時間がない(食べている余裕がない)から」(35.1%)

朝ごはんを食べていないという方の中で、出かける30分前に起きるという人も多いのではないでしょうか?

そうなると、身支度だけで時間が無くなってしまい、朝食には時間を割くことはできません。

過去に厚生労働省が行った調査では、朝食を食べない人の3~4割が「元々朝食を食べるつもりはない」と回答しているようです。

【厚生労働省】国民健康・栄養調査について

平成21年国民健康・栄養調査結果の概要について (mhlw.go.jp)

たまたま早起きできず朝食を食べられなかったという訳でなく、朝食のために時間を割くつもりがない

つまり、朝食よりも睡眠を優先しているということなのでしょうか。

また、「重要だと思うけど、朝はスッキリ起きられず、だらだらして準備していると時間が無くなるので食べません」(女性30代)という意見もあるようで、

朝食を摂ることが面倒・時間がないと思うぐらい、仕事や家事で疲れ・ストレスが溜まっている状態なのかもしれません。

「子供のお弁当作り&食事の世話、家事などに追われ、ゆっくり座っていられないので、なんとなく食べなくなってしまった。でも、もう少し余裕ができたら・・・」(女性30代)

という声も上がっているようです。

確かに、自分にかける時間がないと、優雅に朝食というのは難しいですよね。

家族には食べさせるけど、自分は・・・という主婦の方も多いのではないでしょうか。

ただ、時間がない・余裕がないという理由で朝食を抜くのは勿体ない

ここからは朝食の重要性について、具体的に見ていきます。

朝食の重要性

朝食を摂るべき大きな理由は3つ。

  1. エネルギー補給
  2. 健康のため
  3. 肥満予防

①エネルギー補給

身体や脳を動かすには、エネルギーが必要です。

脳や神経の主なエネルギー源は糖質であると言われているため、頭を働かす上で必要不可欠。

特に、すぐエネルギーとして使える糖質は、身体・脳にとってかなり重要。

朝は特に体に貯蓄しているエネルギーが少ないため、朝食で補給する必要があります

そのため朝食を抜いてしまうと、体力の低下だけでなく、集中力・作業効率低下の可能性も。

実際に文部科学省が行った『全国学力・学習状況調査』で、朝食を食べない学生の方が学力・体力テストの成績が悪かったという結果も出ているようです。

学生だけでなく社会人も、仕事をする上で集中力や体力が必要とされることが多いと思います。

特に20~30代の男女で朝食を抜く人が多い傾向にあるようです。

働き盛りの世代の人たちが、朝食を摂ることを軽視しているのは勿体ないですね。

②健康のため

先ほどもお伝えしましたが、身体を動かすにはエネルギーが必要です。

エネルギーが不足している状態では、体温が十分に上昇せず、身体の働きが不十分に

体温が上がらないと、気分が落ち込んだり、やる気が出なかったりすることも。

また、朝食をたべることで腸の働きが活発になり、排便を促してくれます

毎朝、排便の習慣があるという方は、生活リズムが安定していて、朝食を食べる習慣があるのではないでしょうか。

同じ時間に朝食を摂ることで、身体のリズムが整い、排便もスムーズに。

便秘になる理由は、朝食を食べないことだけではないので一概には言えませんが、もし朝食を食べない・便も出ないという方は、まず朝食を摂るところから始めてみてはいかがでしょうか。

生活リズムも自然と整うので、身体にはいいと思います。

③肥満予防

「朝食を食べないと、太りやすくなる 」なんて聞いたことないですか?

これには理由があって、朝食を食べないことによる空腹時間の延長が関係しています。

どういうことかと言うと、空腹時間が長くなり血糖値が低い状態が続くことで、身体が飢餓に備えようとして脂肪を溜めやすくなる

つまり、太りやすくなるということ。

そんな状態で昼食を食べると、栄養を脂肪として蓄えようとし、太りやすい状態が生まれてしまいます。

ダイエット中だから1食抜こうもんなら、逆効果になり、せっかくの努力が無駄になってしまいます。

タンパク質と適度な糖質を摂ろう

何でもいいから食べればいい、という訳ではありません。

特に摂って欲しいのは、タンパク質と糖質

糖質はエネルギーとしてすぐに利用するために摂ってもらいたいです。

※摂りすぎ注意。

また、人間の体は水分を除いて約7割はタンパク質で出来ていますが、体内では常にタンパク質の合成と破壊が行われているため、こまめな補給が必要です。

タンパク質と言えば、卵や肉・魚など。

糖質と言えば、白米・パン・フルーツなど。

ですが、朝からそんな準備する時間がないという方もいらっしゃいますよね。

一汁三菜みたいな食事が健康的にもいいのは明確ですが、面倒くさい場合は『プロテイン+パン』みたいな感じでもいいと思います。

ただし、パンにもいろんな種類があります。

ダイエット中の方は、特に脂質の量にお気を付けください。

おすすめはベーグルや全粒粉パン

食パンや菓子パンに比べ、脂質が少なく、血糖値も上げにくいです。

プロテインがなければ、サラダチキンでもOK。

コンビニで簡単に手に入るので、あまり時間がないという方におすすめですよ。