以前の投稿でGI値というワードが出てきたのを覚えていますか?
ダイエットはもちろんですが、健康を考える上では外せない言葉です。
特に注目いただきたいのは、血糖値が高めの方。
定期健診や健康診断で数値が引っかかった方は要チェック!
糖尿病と診断される前に、後戻りできなくなる前に、食事改善で体型・体質を変えましょう!
GI値とは・・・食品に含まれる糖質の吸収度合い。血糖値の上げやすさを表す数値。
高いほど血糖値を上げやすいということを表しています。
では血糖値を上がるとはどんな状態なのでしょうか?
糖が体内に取り込まれると、分解されグルコースとなり、血中に取り込まれることで血糖値が上昇します。
グルコースはすぐにエネルギーに変換され、人の体を動かすのに使われます。
それに伴い、インスリンが膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌され、細胞内への糖の取り込みが促進されます。
エネルギーとして使い切れずに余った糖は、筋肉や肝臓に運ばれ貯蔵糖(グリコーゲン)として貯蓄され、
さらにグリコーゲンがMAXになると脂肪として蓄積されます。
また、筋肉においてはアミノ酸からのタンパク質合成を促進する働きもあります。
まとめると、インスリンの働きは
- ①グリコーゲンの合成促進
- ②脂肪の合成促進
- ③タンパク質合成の促進
これにより血糖値を下げ、正常に保とうとします。
つまり、糖が体内に入り血糖値が上がると、インスリンが分泌され上記の働きをします。
血糖値の上昇が高いと、インスリンの分泌も多くなり、働きも加速。
肥満・痩せにくい原因に。
ダイエット中の方でなかなか痩せない・・・
そんな方はもしかしたら糖質・脂質・タンパク質の量やバランス・食べ方が間違っているのかも。
よく「野菜から食べましょう!」というのを耳にしませんか?
これは血糖値の急激な上昇を避けるための工夫。
ここでさらに、GI値にも注目ができれば尚よし!
主食のごはんやパンなどの糖質を選ぶ際に、量だけでなくGI値や食べる順番を意識してみてください(^^)
また、血糖値が高めの方・糖尿病の方・予備軍の方は特に要注意!
この状態を放っておくと、末梢の血管が壊死したり、目が見えなくなったり、腎臓が機能しなくなったり・・・
これは血中の糖が、血管を傷つけたり脆くするのが原因と言われています。
『血糖値が高い』状態では、目に見えるような体の異変は特に出てきません。
気づいたときにはもう手遅れということも珍しくないんですよ。
だからこそ、ちょっとやばいかな?と思った時に行動することが重要!
血糖値が高い状態を甘く見ていけません。
思い立ったが吉日!
まずは普段の生活に取り入れてみましょう(^O^)