最近女性のお客様から、むくみが気になるとよく相談を受けます。
夏ということもあり、手足が出る服装だと気になる方が多いみたいですね。
今回はこのむくみについて考えていこうと思います。
そもそも、むくみとはどういった状態なのでしょうか?
むくみとは、図にある組織液が増加することで起こる症状です。
体液には細胞外液と細胞内液があり、
細胞の中にある体液を細胞内液、
血液中の血漿・リンパ管内のリンパ液・細胞間に存在する組織液は細胞外液と呼ばれます。
血漿-組織液、組織液-細胞内液、組織液-リンパ液
それぞれの間で水分のやり取りが行われています。
※ただし、リンパ管へは流入のみ
これらは浸透圧や血管内圧により調節されています。
むくみが起こるのはこのバランスが崩れ、組織液が捌けずに増加する時。
具体的な原因は
塩分の摂りすぎやタンパク質の摂取不足。
塩分過多の状態では、尿細管で尿中のナトリウムと水の再吸収が促進され、循環する血液量の増加を引き起こします。
循環血液量が増加により血管内圧を高め、組織液を血管内に取り込めなくなる要因となります。
塩分の素であるナトリウムは筋肉の収縮や神経の伝達に関わり、カリウムと協力して浸透圧を一定に保つ働きがありますが、
血管内圧を高めることで血圧上昇を引き起こしたり血管を傷つけることも。
今は減塩の醤油や味噌も増えているので、気になる方はお家の調味料を切り替えてみてもいいですね。
また、カリウムを多く含む食材を積極的に摂るのもオススメです。
カリウムはナトリウムと同じく筋肉や神経を働かすのに重要な成分で、ナトリウムを排泄する作用もあるため、
むくみの解消や血圧を下げる効果も期待できます。
カリウムを多く含む食材をまとめたので、よかったらご参考ください。
ちなみにカリウムの1日摂取基準は
成人男性:2500㎎ 成人女性:2000㎎です。
続いてタンパク質不足によるむくみ。
これは血漿中に存在するアルブミンの不足を引き起こし、浸透圧が低くなることで血管内に組織液を取り込めなくなります。
人間の体を作るタンパク質。
タンパク質の不足は肌や髪・筋肉などにも影響を与えます。
バランスの良い食事を心がけましょう!
他にも
リンパが詰まっている、冷えて血行が悪いというのもむくみを引き起こす原因です。
リンパの流れや血流をよくし、組織液を吸い出せればむくみの解消に繋がります。
座りっぱなしの仕事をされている方は特に、足のむくみが気になるのではないでしょうか。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど血液を送り出す力が強いので、かかと上げ運動でふくらはぎを使ってあげると、血流改善が期待できますよ!
今回はむくみについて考えてみました。
女性で足が太いと悩んでいる方の多くは、むくみが原因!
普段歩いてるからふくらはぎは使えてるはず!とお思いの方。
意外と使えてないない方多いんですよ!
気になる方は、かかと上げ運動(カーフレイズ)やってみてください!
近いうちにインスタグラムでやり方の動画UPしますので、ぜひご覧ください(^O^)