妊娠する前からが大事!葉酸の働きと飲む時期

ビタミンB群も残すところ2種類となりました(^^)

ビタミンB群

今日は《葉酸》について!

葉酸=妊婦さん

ってイメージないですか?

なぜ妊娠中に葉酸が必要なのか解説していきます(^^)/

知らなかった方も、ぜひこの機会に覚えてください!

葉酸の主な働きは2つ!

①体の発育を促進

②貧血予防

葉酸は、核酸と呼ばれるDNAやRNAの原料を合成するのに必要なビタミンです。

細胞の合成を活発にし、体の発育を促進する働きがあります。

胎児の発育にも大きく影響しているため、妊娠中には必要不可欠なんです。

また、ビタミンB12と協力して赤血球を合成・成熟させる働きもあります。

妊娠中・授乳中は貧血になりやすいので、しっかり摂取していただきたいです。

もし、妊娠中に葉酸が不足すると・・・

胎児の発育がうまくいかず、神経管閉鎖障害や奇形などの発達異常を引き起こすことがあります。

神経管閉鎖障害とは神経管の一部が塞がらず、脳や脊髄が正常に働かなくなる症状です。

成長過程で歩行障害や運動障害が出たり

脳に影響が出た場合には、流産や死産を引き起こしてしまうこともあります。

生まれてくる子のためにも、摂取量には十分気を付けたいですね。


では、葉酸を積極的に摂取する時期とそのを見ていきましょう!

胎児の多くの臓器が作られるのは妊娠初期で、この期間に葉酸を不足させないことが重要です。

妊娠が分かった時にはもう妊娠して数週間経っていて、飲み遅れた・・・

そうならないためにも、妊娠1ヶ月前からの摂取をオススメします。

また妊娠中・授乳中は貧血になりやすいので、授乳が終わるまでは意識的に摂取するのがいいでしょう。

まとめると、妊娠1ヶ月前~授乳が終わるまで』が葉酸を積極的に摂るべき期間と言えます。

続いて、摂取量についてです。

妊婦さんの1日推奨摂取量は、成人量の2倍

成人の推奨量は240㎍/日なので、480㎍/日ということになります。

授乳中340㎍/日

葉酸は野菜に多く含まれているので、通常であれば不足することは稀ですが

成人量の倍量となると、サプリメントで補うことも必要かと思います。

葉酸には天然型合成型が存在し、野菜などの食品に含まれるのは天然型です。

天然型の方が体にいいのかな?という印象を受けますが、そういう訳ではありません。

妊婦さんに推奨されているのは、むしろ合成型

天然型は体内で分解されやすく、吸収されにくい。

体内利用率は50%と言われています。

合成型は体内で分解されにくく、神経管閉鎖障害のリスクを下げるという研究結果が報告されているようです。

天然型に効果がないという訳ではないので、食事とサプリメントの両方からバランスよく摂取することが理想。

くれぐれもサプリメント飲んでおけばいいだろうなんて思わないでくださいね!

体にいい食事を心がけ、足りない分をサプリメントで補う

これが大前提です!

葉酸 1日摂取基準量

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-yousan-biotin.html

最後に葉酸を含む食材のご紹介です(^O^)

葉酸を含む食材

水溶性ビタミンなので、基本的に摂りすぎる心配はありませんが

サプリメントを飲まれる場合には、耐容上限量にご注意ください。

それでは今日はここまで!

次回はビタミンB12のお話です(^O^)/